【漫画】躁・万能感の対処法『躁に頼らなくてもできる作業を続ける』/漫画版・躁うつの波と付き合いながら働く方法

公開日: 2026.9.1

解説コラム

躁状態の「万能感」による転職のループ

「ここで続けるのは無理だ…」と短期間で退職を繰り返してしまうことはありませんか?
漫画にもあるように、転職回数が多いことは、働く双極症の人の特徴の一つでもあります。

躁状態の「万能感」によって気が大きくなり、自信満々に大風呂敷を広げて入社しても、躁状態がおさまるとともに万能感も薄れてしまいます。
そして、求められる業務スキルに達していない現実に気づき、不安からうつっぽくなって休職や退職をしてしまうという悪循環に陥りやすくなります。

「やりたい仕事」から「できる仕事」へのシフトチェンジ

この悪循環から抜け出すための対処法が、「『やりたい仕事』よりも『できる仕事』へのシフトチェンジ」です。
漠然とした興味や気分のままに「やりたい仕事」を選ぶと、短期間での退職を繰り返し、業務経験が積み重ならず苦しくなってしまいます。

そこで、躁状態の万能感に頼らない現実的な職業選択をするために、まずは「働き続けること」を最優先にし、「できる仕事の中からやりたい仕事を探す」という考え方に変えることが大切です。

働き続ける中で見つかる新たな「やりがい」

当メディア編集長の松浦は、入社当初「やりたかった仕事とは異なる」「生きていくためには仕方がない」と自分に言い聞かせていました。 

しかし、経験を積んだ先輩から丁寧に指導してもらったり、チームで日々フィードバックをもらったりすることで、「これなら続けられそうだ」という自信を感じるようになりました。

さらに、自分と同じように悩んでいる人のサポートに熱心に取り組むスタッフに触れるうちに、「自分ならこんなアプローチができそうだな」と、新しい仕事にも楽しみややりがいを見出せるようになったのです。

躁状態の力を借りなくても続けられる仕事を見つける

これから仕事をする方、または働き始めて1年未満の方は、「ひとまず1年間は細く長く、目の前の与えられた仕事に対応する」ことを心がけてみてはいかがでしょうか?
できるだけ残業せずに帰宅することも重要です。

そして、1年以上同じ職場で働いている人は、働いてきた中で「自分が無理なくできること」や「他の人からお願いされることが多いこと」は何かを考えて書き出してみましょう。
そこには、躁状態の力などを借りなくても取り組み続けられるものがあるはずです。
それが、転職の繰り返しをストップさせるヒントになり、新たな楽しみが見つかるきっかけになるかもしれません。

原案:松浦秀俊・著『ちょっとのコツでうまくいく!躁うつの波と付き合いながら働く方法
作画:のんた丸孝

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