【双極症の落語家】根気強いリハビリで復帰/舞台上での病気の開示/リズムが不安定な業界で働く(桂雀太)

公開日: 2026.9.30

前編の記事はこちら


▼この記事の対談動画はこちらからご覧頂けます 。

プロフィール 桂 雀太
奈良県五條市生まれ 五條市観光大使
関西大学法学部卒業
京田辺市在住、二児の父

2016年 NHK新人落語大賞
2017年 大阪市より咲くやこの花賞
2019年 上方落語若手噺家グランプリ優勝
2020年 文化庁芸術祭 新人賞
2023年 喜楽館AWARD2023 優勝

古典落語を中心に死生観を大切にしながら、日々高座に上がっている。

この記事の要約

  • 桂雀太さんは、抗うつ剤による躁転を経て、過去にない深刻なうつ状態を経験。舞台に立つことも難しくなり、約1年間の休業を余儀なくされる中で、治療をリチウムへ切り替え、精神科デイケアで生活リズムを整えながら、落語を使ったリハビリに取り組みました。
  • 記憶障害を抱えながらも、「うつからの回復と認知機能の回復にはタイムラグがある」という言葉に支えられ、散歩しながらネタを練習するなど、約1年をかけて段階的に復帰。復帰後は舞台で双極性障害について語り始め、躁状態とうつ状態の違いをユーモアを交えて発信しています。
  • 現在は仕事量を躁状態の頃の約半分に調整し、仕事が続くときには意識的に休みを入れるなど、自分の状態に合わせた働き方を実践。「すべてはグッドタイミングで進んでいる」という言葉を胸に、焦らず「スモールステップ」で進むことの大切さを語りました。

過去最大の大うつを経験

松浦
松浦

このサイクルでいくと、一年半前お会いした時はうつになってたんですか?

あの時はもう味わったことのないうつでしたね。

桂雀太さん
桂雀太さん
松浦
松浦

え?昔の大うつもあるじゃないですか。

レベルが違った。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

エピソードとか何かあったんですか?


ないです。急に。もう、落とし穴ですよね。

軽躁でずっと行ってて、もう絶好調。もう舞台もやりまくり。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

ウケまくり?


ウケまくり。いろんな会プロデュースしまくり。

うわーやってて。ある日突然ドーン!「え…?」って感じ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

その日ってどういう感じだったんですか? 朝起きたらなっていた感じですか?


夜でしたね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

夜?


晩ご飯を家で食べてて、ちょっとしたぐらいに、「あれ?」ってなったんですよ。「嫌な予感がするぞ」って思って。そのまま寝て。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

あ、寝たんですね。


朝起きたらまだ続いてるんですよ。

「あかん、これ来たっぽいぞ。これは」と思って。体重い。頭動かん。「ああ、来たっぽい」「来たか…」その日も舞台あって、やったけど、もう全然アカン。頭動かん。ネタ出てこない。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

じゃあ言葉が詰まった感じになってしまった?


もうギリギリ。長年の勘で。何言ってるかわからへんけど、なんとかお客さんにはバレなかったけど。

次の日ぐらいに、マネージャーに「三ヶ月キャンセルしてください。」「もうわかる。無理やこれ」って伝えたんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

仕事は三ヶ月分入ってたんですか?


入ってました。で、「三ヶ月休みます」っていうのをXで上げたんです。でも、僕も真面目やから、三ヶ月で復帰せなあかんと思ってしもたんです。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

Xでその投稿、見た気がしますね。


三か月後頃に、ちょっと晴れ間見えたんですよ。「行けるかな」と思って、二回舞台出ました。

無理無理。これあかん。無期限でいきましょう。そっから一年ぐらいかな。トータル一年間休みました。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

それは過去にもあまりない期間ですか?


ないですね。今までに無い期間やし、深みもこんな深いのは初めてでしたね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

ラジオでもそういうエピソードのお話をやってたと思うんですけど、お弟子さんもいらっしゃるんですか?


いますね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

お弟子さんは雀太さん、師匠を待つ形になるじゃないですか。例えば私も部下がいるんで、休むと部下に申し訳ないと思うんですね。

雀太さんは、お弟子さんとの関係性やポジションについてどう考えていましたか?


その頃もうかなり仕事入ってたんですよ。 もう100本ぐらいキャンセルしないといけないぐらいで。マネージャーが全部その作業をやってくれたんですよ。キャンセルするって本当に大変じゃないですか。全部やってくれて、もうめちゃくちゃ助かったんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

よかったですね。

それで、もう何も考えずに寝ようと思うんですけど、やっぱりいろいろよぎるからキツかったんですよね。 本当に動けなかった。

どれぐらい動けなかったかというと、すぐ近所で火事があったんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


もうとても近くの場所で。

で、僕寝てたんですよ。消防車めっちゃ来るじゃないですか。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

すごい音しますもんね。


動けないんですよ。もううるさいなと思って。ちらっと見たんですよ。燃えてるんですよ。

「今それどころちゃうねん」ってまた寝たんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

ネタじゃないんですか? 事実なんですか?(笑)


本当なんですよ(笑) それぐらい動けなかったんです。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

それぐらい頭働かなかったってことなんですね。


そこから普通のクリニック行って、初めてリチウム飲みました。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

それは、なぜ処方が変わったんですかね。今まで抗うつ剤を処方されていたのに。


多分ね、その前のうつからの復帰が軽躁なんですよ。うつから躁転してるんですよ。多分原因は、抗うつ剤ですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


抗うつ剤のおかげで躁転してるんですよ。で、そこから病院行かなくなるでしょ。そこから二年半絶好調。めちゃくちゃ元気。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そこの反動でもう過去にないぐらいうつ。
もう振り幅がすごいことになってたんですね。


「躁というのは幸せの前借りです」とよう言うじゃないですか。二年半前借りしてるから。この前借りはね、大きいですね。だから、借金返すのにやっぱり一年みっちりかかりました。

桂雀太さん
桂雀太さん



松浦
松浦

そうだったんですね。そこからうつが開け始めたのはいつなんですか?


大うつからの回復


一年休んだんですけども。半年、七か月、八か月ぐらいからちょっとずつ動けるようになってきたんです。

これは幸いなのが、割と近くに精神科デイケア※があって。そこに通い出したんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん

※心の病気や障害をを持つ人が、日中に病院や施設へ通って生活のリズムを整えたり、社会復帰や再発防止を目指したりするための通所型リハビリテーション施設

松浦
松浦

そうだったんですね。


そこで規則正しい暮らしが始まったんです。朝そこに行って、お昼ご飯がそこで出て、いろんなプログラムに参加する。運動系とか学び系とかを学んだり動いたりして。 夕方帰る。このサイクルで生活のリズムが出来だして。

桂雀太さん
桂雀太さん


そうこうしてるうちに、そのデイケアでちょっと「僕落語家なんですけど、やらせてもろていいですか?」って言ったんですね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

自分から言ったんですね。


そうです。「ああ、いいですよ」と、言ってもらえて。自由時間みたいなものがあったので、そこでリハビリとしてやらせてもらっていました。

マネージャーにもね、ギャラとかいらんから、なんかできるようなとこを探してもらって。 それこそあの老人ホームとか、おじいちゃんおばあちゃんのいるようなとこに行って、ちょっとリハビリをしてましたね。

桂雀太さん
桂雀太さん


僕ね、記憶障害もあったんですよ。インプットできない。アウトプットできない。 終わったと思いました。でも、ちょっとずつリハビリを諦めずにやりましたね。僕あの時振り返ると、自分めっちゃ頑張ったと思いますわ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そうだったんですね。


ちょっとずつやってたら、ある日ね、ビャクッと何か繋がるんです。 「あっ、何か来たぞ」「何か戻ったっぽい」そこから、またちょっとずつやってたら、またビャッてきて、またなんか繋がった。それがだんだんとこう、時間をかけて戻っていったっていう感じです。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

私たちも就労支援のサポートしてますけど、やっぱりステップが重要ですね。一気にあげちゃうとやっぱり自信なくして、できないってなっちゃうんで。それをご自身で計画したんですよね。


松浦
松浦

しかも一般的なお仕事、例えば事務仕事だとどうステップしたらいいかは、あてがわれたりすると思うんですけども。落語家さんってそこにステップはないから、雀太さんご自身で設計してったってことですか?


そうですね。新しいネタを覚えようとかじゃなくて。やり慣れたやつを当たり前のようにできるようにするのをまず目標にした、ということですね。 だから繰り返し繰り返し。僕、同じネタを同じお客さんの前でやるのはすごい嫌なんですけど、もうそんなの関係ないわと思っていました。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

それは、戻るためだったら手段は選ばないみたいな感じだったんですかね。どれぐらいかけてやったんですか?


結局一年近くかかったかな。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そうなんですね。先程、記憶障害のお話がありましたが、双極症だと認知機能の低下、記憶力も下がるって言われているんですね。私自身も本当に物覚えが年々しんどくて、スマホとかメモとか使うんですけど、落語家さんってそんなマニュアルとか出せないじゃないですか。


そうですね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

記憶の仕事っていう意味では、落語家のお仕事は結構ハードルが高い。そんなお仕事に戻ってやり続けられるって、すごいなと思っています。

繋がる感覚っていうのは、回数を重ねればしんどいけどできなくはないってことですか?


僕、本当にへこたれそうに何回もなったんですけど。インターネット上で見つけた情報で、「うつからの回復と認知機能の回復にはタイムラグがある」っていうのを見つけたんですよ。その情報って、めちゃくちゃ心強いじゃないですか。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

なるほど。


うつから回復と同時に認知機能も回復するかと思いきや、この認知機能の回復には時間差があります、と。「せやろ?」、「せやろな!」っていうのを信じて頑張れた。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

なるほど、実際そうだったんですか?

そうそう。実際「ほんまや」って。「戻ってきた、戻ってきた」

朝日を浴びるのがいいと聞けば浴びに行くし、散歩するのがいいと聞けば散歩するし。散歩しながら僕らネタを練習するんですよ。 一石二鳥な感じですね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

相性が良かったんですね。そこで1年ぐらいかけて回復されて。

戻ったのはいつになるんですか?最近ですか?


復帰ですか?

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そうです。


復帰は今から1年前ですね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

1年前。 2025年4月ですか?


1年3ヶ月ぐらい前。(2024年の)大晦日に出たんですけど。ちょっとずつね。

だからちゃんと仕事入れ出したのはここ半年ぐらいかな。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

その大晦日、復帰の時はすごい長く休んで戻ってくるじゃないですか。しかも、今までも波があって、今はフラットじゃないですか。

戻った時に、何かを変えたりしたんですか?


復帰にあたって変えたこと

もう舞台で全部言いましたね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

舞台で?お客さんにですか?


「双極性障害って知ってます?」って。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

今まで言ってなかったんでしたっけ?


今までは「心の旅から帰ってまいりました」とか言ってましたね。そうやって、ちょっとぼやかしてたんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そうでしたか。


もうそこからずっと毎回のように言ってますね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

笑いの場で病気の話をするじゃないですか。笑えなくなってしまう、とかそういう感じはないですか?


そこはもう(笑)

桂雀太さん
桂雀太さん


自分の腕を叩き、「任せろ」と言わんばかりの仕草をする雀太さん

松浦
松浦

さすが(笑)

最初はどういうふうに言ったんですか?


どう言ってたっけな…。「気分の上がり下がりのある病気なんですけど、気分の上がり下がりぐらい誰でもあるやんと思うでしょ。そんな生易しいもんとちゃいますねん!」っていうとこから入って。

桂雀太さん
桂雀太さん


「上がる時はもうこの地球は俺が守らなあかん」とか思うじゃないですか。

「ドーパミンの蛇口が壊れてますねん」「 普通はシャーって出る。 ちょっとやる気出たらちょっと多めに出る。 そんなんとちゃうんです。 我々クラスになりますと。 蛇口壊れてるから出る時はジャーっと出て、いきなりキュッって止まったりします」「その蛇口が壊れてるからといって、暮らし安心クラシアン呼んでもしゃあないし」とか言いましたね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

さすがですね(笑)

一般的に病気の説明ではあるんだけど、それを雀太さんなりに落とし込んで言ったんですね。言ったことで、何か周りから反響はありました?


今は僕も当たり前に誰にでも言ってるんですけど。 なんとなく言いにくいっていう時もあったんですよ。 でももうそんな時のことはあんまり覚えてないですね。今はね、バンバン言ってるし。

桂雀太さん
桂雀太さん


精神科デイケア行ってた時の話なんですが、色んな方がいてはるじゃないですか。

それで、30代の男性に「初めまして、双極なんですよ」って言ったら、「僕も双極です」って言われて。それで、 次にこの人が言ったセリフが「選挙出ましたか?」だったんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

おお〜。


わかるでしょ?

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

はい。


こいつセンスあるなぁ!と思って(笑)

1発目の質問で「選挙出ましたか?」 って聞いてきたから、「いや!選挙はね、出てないんですよ」「 出ました? 」「いや、僕出かけたんですけど…」「あ、 出てないですか? いや、わかりますわ!」「わかる!」

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

双極のプロのやりとりみたいな(笑)

ところで薬の話なんですが、リチウムって飲み続けて効果が出るお薬で、飲んですぐには即効性はないじゃないですか。でも、やっぱり安定に繋がるものでしたか?


現在の雀太さん

そうだと思いますね。こんなに継続して飲むって割と珍しいんで、継続できていることがちょっと自信にもなるというかね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

通院はもう継続されているんですよね?


そうです。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

最近雀太さんの発信とか見ているんですが、結構なペースで色々やられていますよね。それを見て。心配になる気持ちもあるんですよ。でも逆の立場に立ってみると、私はこうやって心配されるのが嫌なんですね。でもどうしても心配になっちゃう自分もいて。

実際のところ、今のペースでお仕事されているのはどうですか?


今はね、躁状態ではないというのがもう自分でもわかってるんですね。躁の時は、もっと仕事を入れていたんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

今を1としたら躁の時の仕事量はどれぐらいでしたか?


もう倍ぐらい入れてましたね。今は、ちょっと仕事が続きそうってなったら、もうオフ入れますね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

素晴らしいですね。じゃあやっぱりガラッと色々な部分、変えられてるんですね。


やっぱりね。あの大うつはある種、いい経験でしたね。

桂雀太さん
桂雀太さん

安定と表現力の両立

松浦
松浦

そうなんですね。双極の方で芸術系とか表現者でやられている方が、薬の影響で抑えられることで表現が劣ってしまうんじゃないか、という話をされる方もいらっしゃるんですね。

私は表現者じゃないのでそこまでわからないんですけど、その部分っていかがでしたか?


それはありましたね。 リチウムに対する抵抗はあったんですよ。

心理学者のユング※っているじゃないですか。ユングの「個性化」という考えがあるんですね。良いも悪いも統合して、本来の自分に向かう考え方なんですけども。なんか躁もうつも経験して、真ん中に行くみたいな。その真ん中を歩んでいく旅路の入り口に入ったんちゃうかなみたいな。

桂雀太さん
桂雀太さん

※スイスの精神医科・心理学者


松浦
松浦

じゃあむしろ、今真ん中にいるから、上にも下にも振れたら変化つかめて、また真ん中に戻せそうみたいな感じなんですかね。


そうそう。軽躁の時って軽躁だとは気づかなかったんですよ。この2年と 2年半。どちらも治ったと思ってたんですね。

で、落ちて初めて「上がってたんかい」と。 「なんやそれ!」「なんで気付けへんかったんや」

桂雀太さん
桂雀太さん


躁の時って、自信に満ち溢れて、結構お祭り騒ぎになるじゃないですか。

今なってないし、落ち着いてるし。 躁もうつもどっちも知ってるし、どちらでもないっていうのも今はわかるし。だからどっちも体験したことはすごくいいことだったなと、今は思ってますね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

もう1点だけお仕事関連でお聞きしたいんですが。私のイメージだと、芸能のお仕事って生活リズムが結構まちまちなのかなと思うんですね。朝とかお昼のお仕事もあれば、夜の仕事もありますよね。

双極だとこのリズムの違いによって崩れやすいと思うんです。私も実際そうなんですけども。そこはどういった形で対処されていますか?


リズムが不安定な業界で働く

確かにね、仕事はバラバラなんですけど、それがもう当たり前なんですよ。ずっと9時-17時の仕事してた人が急にバラバラな感じになると、ちょっとブレると思うんですけど、僕らはもう 20何年間ずっとバラバラなんですよ。

だから急に、9時-17時とかやり出したらめっちゃしんどいんですね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

なるほど。バラバラの幅ってどれぐらいなんですか?


朝からの仕事は少ないですね。舞台は、稽古したりはありますけど。昼14時開演とかはありますけど。 夜は大体18時、18時半、19時開演。それに打ち上げがついてくるんですよ。

なので、大体終電で帰るとかになりますね。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そしたら、コアタイムというか。何時に寝て何時に起きるっていうのは、ある程度保ってたりされるんですか?


そうですね、まあ結構年齢いってきたので。もう50歳でしょう。だから、朝結構起きれるようになったんですよ。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

なるほど。ずるずる寝てるっていうのはないってことですね。年齢重ねると体力も落ちるし、寝れる時間もそんなないから。むしろそれがいい意味で生活リズムに落ち着いてくる部分もあるかもしれないですね。


松浦
松浦

じゃあ最後にですね。 このチャンネルを見てらっしゃる方は双極症の方がメインで、「働く」であったり、最近は「暮らし」も触れてたりするんですね。

雀太さんから、双極関係に関しての「働く」、「暮らし」について困ってる方に対して何かメッセージなどあればお願いしたいです。


視聴者の方へのメッセージ

多分今見てらっしゃる方はうつの方が多いと思うんですね。上がってたらあまり見ないでしょう。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

確かに、そうですね。


そのうつの気持ち、めちゃくちゃわかります。 あのしんどさを何回も味わってますし、直近はもう、えげつないうつだったので。

桂雀太さん
桂雀太さん

立ち飲み屋でね、全然知らんおっちゃんからね、「この世の中は全てグッドタイミングで進んどるんや」って言われたんですよ。「良いことも悪いことも、一秒早くなく、一秒遅くなく、そのタイミングでしかやってこないんだ」と。

「ワシが頼んだ焼酎がまだ来てないやろ。 これもグッドタイミングなんや」って訳のわからんこと言うて。

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

そうなんですか(笑)

けどまあ考えたらそうかもわからんなちゅうことですよね。それは元気な時もあるし、しんどい時もあるし。 でも今僕めっちゃ元気やから。

ってことはですよ、過去の全部。グッドタイミングで進んでたってことじゃないですか。 だって今しか生きられへんから。 今いいっていうことは、過去のこと全部もう良かったってことですよ。 その言葉が好きすぎて、僕グッドタイミングTシャツっていうの作ったんですよ(笑)

桂雀太さん
桂雀太さん


松浦
松浦

ステッカーもいただきました。


そうそう。 ステッカーにグッドタイミング書いてるでしょ。

桂雀太さん
桂雀太さん


まあ、ちょっとずつですよね。 何でもいきなり大きなことを目指さずに、スモールステップっちゅうんですかね。 それでいきましょう。

桂雀太さん
桂雀太さん


読みものへの感想を送る
最後までお読みいただきありがとうございます。みなさまからの意見やご感想を随時募集しています。
こちらをクリック
感想フォーム