今回は実体験をもとにしたフィクションの漫画を描きました。
双極性障害であることを家族に打ち明けたうーちゃんと病名を初めて知る家族。
このとき、当事者に「本当に病気なの?」「休みたいだけじゃないの?」という言葉をかける人も少なくないように思います。
完璧な正解はないですが、私は「やってほしいことはある?」と相手のことを思っての声かけが、当事者にとって話しやすい環境だと感じています。
実際に私が4か月休職していた時、不安感が続く、外に出られない、お風呂に入れない、ご飯が喉を通らないといった症状がありました。
休職当初はとにかく寝ていました。食欲はなかったので食事をとる回数が減り、体重も落ちていきました。ベットから起き上がるのも大変で、テレビやスマホにも興味がなくなり、部屋にひきこもってただ一日中天井を眺めてぼーっとしては泣く毎日でした。
できないことは、当時の配偶者に頼んでいました。洗濯や料理を作ってくれたことが非常に助かって、ありがとうという言葉はこういう時に使うんだな、と思いました。
徐々に回復してきたのは、4か月たったころ。休みに専念して治療していくうちに、毎日ご飯を食べることや、お風呂にも入ることができるようになりました。
一番大きな変化があったのは、外に出られるようになったことです。
薬を飲んだりカウンセリングを受けたことにより、起き上がれないほど鬱々とした気分が次第になくなり、重かった身体も軽くなってきました。スマホを開いて友達と会う約束をしたり、買い物に行ったり、散歩するなど、以前は意欲を持てなかった活動が徐々にできるようになりました。
今でもたまにうつ状態になることはあるのですが、そのとき何ができる・できないかを周囲の人や主治医にしっかり相談するようにしています。
休職後は元の会社へは戻らず、就労継続支援B型事業所で働き始めることにしました。
B型事業所で働くまでの話は、次回詳しくお伝えします。どうぞお楽しみに…
[監修/青木弘達(公認心理師)]
双極はたらくラボのLINE公式アカウントでは、登録者限定の情報を配信しています。
少しでも興味のある方は今すぐ以下をクリックし、友だち追加しましょう。
LINE公式の友だち追加はコチラ
※簡単に登録できます
双極はたらくラボWebメディア責任者
1999年東京都生まれ。2022年に新卒社員としてリヴァへ入社。