
【双極性障害あるある漫画】ちょっとしたことで怒りMAX! – 松浦さんの双極ライフ #02
※2018年10月25日に運営元メディアで公開された記事を再編集しています。

双極性障害あるあるマンガ動画(ショート)
解説コラム
私は嬉しい出来事をきっかけに、軽躁状態になってしまうことが多々あります。
何年か前、Yahoo!のトップページに掲載されるニュース「ヤフトピ」にリヴァの記事が掲載されたことがありました。
支援員を務めながら広報担当も兼任する私はその時も軽躁状態に陥り、すぐさま会社の代表であるITOさんにメールで報告。
「きっと、同じくらい喜んでくれるに違いない」
そんな確信めいた想いを裏切るように、返ってきたのは「分かりましたー。見ておきます。」という、何ともあっさりしたリアクションでした。
ITOさんは上司でもありますし、通常の私であれば少しイラッとしても、怒りは押し殺して「忙しい時に連絡してしまったのかな。返信を待とうかな」と、相手の状況を思いやれたはず。
しかし、軽躁状態になってしまうと怒りが瞬時にMAXに達し、自分自身を抑えることができなくなるのです。
相手が誰であっても自分の要望を通そうとして、長文のメッセージを推敲もしないで一方的に送りつけたり、それでも収まらない時は電話するか、面と向かって直接伝えたり。
このように感情のコントロールが難しくなるのも、軽躁状態の特徴の一つかなと思います。
そんな時はまず、主治医に相談します。通院日を繰り上げてでも早めに受診し、必要に応じて服薬変更も主治医とともに検討します。
基本的な治療を進めた上で私がやっている対処としては、今回のような状況になって怒りを覚えた場合、いったん深呼吸をして、パソコンから離れて時間を置くようにすることです。
チャットでは、感情的に返信することは控え、自分が怒りを感じている理由やITOさんの事情を勘案して言いたいことを整理します。
そうしてまとめたことを、文字情報だけでなく、声色なども含めて伝達できる電話で伝えるのです。
このような感情が入るやりとりを、情報量多く伝えられる手段に変えるという意味で「コミュニケーションレベルを上げる」と個人的に表現しています。
これが私が実践している、軽躁状態でも落ち着いてやりとりをする工夫です。
原案:松浦秀俊
作画:のんた丸孝
監修:佐々木規夫(産業医/精神科医)
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双極はたらくラボ編集長/精神保健福祉士/公認心理師
1982年島根県生まれ。21歳の時に双極性障害を発症。20代で転職3回休職4回を経て、リヴァの社会復帰サービスを利用。のち、2012年に同社入社(現職での休職0回)。 一児の父。