※2018年12月18日に運営元メディアで公開された記事を再編集しています。
私は仕事でもプライベートでも、軽躁になる兆し(サイン)をつかんで対処することを大事にしていますが、中々自分だけでは気づきません。
漫画のケースは、私が軽躁になりつつあることを妻に気づかせてもらった時のもの。
この時は休日で、「いつもより2時間早く目覚める」「覚醒時から頭が冴え、行動したい気持ちが抑えられない」というサインが表れていましたが、自分自身そこまで自覚がなく、思ったままに行動していました。
この日、妻が指摘してくれたのが私の「口笛」。
無意識のうちに気分の高鳴りが口笛という行動に表れ、それを聞いた妻が教えてくれたことで、軽躁を自覚するに至りました。
私は普段、平日よりも早く休日に起きる事はなく口笛も滅多に吹かないことと比較して、今回の状態が私の軽躁サインになると考えています。
ポイントは、普段の自分と比較した時の差がどう表れるかですので、誰でも「口笛=軽躁サイン」ではなく、「私だったらどんな所にサインが出てるかな?」と見つけていくことが大切だと思います。
しかし、サインを自分だけで全て気づいていくのは至難の業です。
可能であれば、周りの親しい人に「気分が上がってきている時、私が普段と違うサインって何かある?」と聞いて、サインを収集していけると双極性障害の対処に活用できると思います。
原案:松浦秀俊
作画:のんた丸孝
監修:佐々木規夫(産業医/精神科医)
『ちょっとのコツでうまくいく! 躁うつの波と付き合いながら働く方法』
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双極症での働き方に悩む方へのヒントが詰まった一冊です。ぜひお手にとってご覧ください。
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双極はたらくラボ編集長/精神保健福祉士/公認心理師
1982年島根県生まれ。21歳の時に双極性障害を発症。20代で転職3回休職4回を経て、リヴァの社会復帰サービスを利用。のち、2012年に同社入社(現職での休職0回)。 一児の父。