
体調に合わせて仕事量を調整 54歳男性・双極性障害Ⅱ型 鍼灸師(フリーランス)
双極性障害と付き合いながら働く方々の仕事や困りごと、働く工夫をコンパクトにまとめてお届けする「はたらく工夫 #ショート 」。初回は鍼灸師(フリーランス)のおさむんさんです。

プロフィール おさむん (Twitter @OsamuTsubomi )
・54歳男性、既婚(子供3人)
・8年前、双極性障害に診断変更(30年前の初診時はうつ病と診断される)
・鍼灸師として働いて23年(フリーランス歴3年)
双極性障害に対する3つの工夫(動画59秒)
お仕事の内容を教えてください
フリーランスの鍼灸師で、主には契約しているクリニックで施術しています。空いた時間は患者さんの自宅に直接伺って行うこともあります。

今の働き方に至った経緯は?
25歳でうつ病と診断されましたが病院に抵抗があり、服薬を自己判断でやめました。その後、たまたま手に取った東洋医学の本で「心と体は繋がっている」という一文に共感し、鍼灸の専門学校に入学を決めました。
卒業後は鍼灸師になって会社に入ったのですが長く続かず、転職を繰り返していました。
今思えば軽躁の時に頑張り過ぎたり、上司に進言したり。そして、過活動の反動で抑うつになっていました。「会社は分かってくれない。ここにいるような小さな存在ではない」と考えて次の会社に移っていましたね。
フリーランスになったのは自分の体調に合わせて仕事量を調節出来るためで、私に合っています。

フリーランスになることに不安は無かったの?
めちゃめちゃありましたけど、妻に相談したら「いいんじゃない」と言われて決心できました。

今の仕事の困りごとは?
フリーランスは収入が安定しないため「現状に満足せず、成長や変化をしなければ」といった不安が常にあります。
あとは、定期的に顔を合わせるビジネスパートナーが欲しい。共同で作業をしてくれる人がいたら嬉しいけど、私は自ら動くタイプではなくて…。考えはするけど行動できないのが困りごとですね。

工夫していることは?
①睡眠時間の確保
睡眠を削って没頭する時は私の軽躁になるサイン。続けたくても風呂に入って23時には布団に入り、強制的に活動のブレーキをかけます。「この後、抑うつ状態になって困るのは自分」と言い聞かせてますね。
②自分を褒める言葉をノートに書く
思いついた時に褒める言葉を書けるよう、ノートは絶えず携帯しています。
私にはノートに手書きをするのがいい。文字に感情が出で、その時の状態が分かります。イライラしている時は「殴り書き」、落ち着いてるときは「丁寧」。
③人に協力してもらえる環境づくり
私は1人で行動するのが怖い。失敗を考えて前に進めないのでサポートしてくれる人を探しました。
妻や鍼灸師の仲間、カウンセラーさんや双極性障害の当事者など、1人の世界にならず他の人に協力してもらう環境を作るようにしています。

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