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主導権を持てる業務を担うことで出力を加減 37歳女性・双極性障害Ⅱ型(契約社員)

双極性障害と付き合いながら働く方々の仕事や困りごと、働く工夫をコンパクトにまとめてお届けする「はたらく工夫 #ショート 」。

今回は2人のお子さんを育てながら、コンサルティング企業で調査などの仕事をされているイブさんです。

プロフィール イブ

・37歳女性

・夫、子ども2人の4人暮らし

・新卒で金融系のコンサルティング企業に入社

・退職後に妊娠、出産、育児を経て現在はコンサルティング企業で調査、折衝、提案等の業務を担う

お仕事の内容を教えてください

イブさん
イブさん

小さなコンサルティング企業で調査、折衝、提案等の仕事をしています。

労働時間の上限は1日8時間ですが、働かない日があっても構わないという契約。私は仕事よりも家族優先なので、子どもの長期休みの労働時間は月30時間に抑えています。

給与は時給に加え、「有益な資料を作った場合はいくら」のような成果報酬もあります。

今の働き方に至った経緯は?

イブさん
イブさん

大学を卒業後、新卒で金融系のコンサル会社に入りました。

入社2、3年目で激務になり、社内の人間関係も悪化。体調を崩して病院に行くと診断は摂食障害でした。

その後、異動した部署はゆるい環境で楽しく働けましたが、しばらくして10人の営業部隊を率いるリーダーに。その負担と、急を要する問題の対応者にもなって燃え尽きました。その時の診断は抑うつ状態で傷病手当を3か月もらいましたが、最終的には退職

会社を離れた後に妊娠、出産。子育てのプレッシャーで産後うつっぽくなり、夫の言葉が私を攻撃しているように感じましたね。その時、強迫性障害と抑うつ状態と診断されましたが、処方された抗うつ薬の効きが早過ぎたため「双極性障害だろう」と先生に言われました

症状が落ち着いてきた頃に2人目を妊娠。一部服薬を辞めましたが、妊娠中は体調は落ち着いていました。1人目の子どもの成長と同じタイミングで気分の波が激しくなり、それ以降は気分安定剤を継続的に服薬しています。

今の仕事についたキッカケは、前職の会社から独立した女性の存在。その人は結婚してお子さんがいて、私と同じ様な状況の中で在宅で働いている方だったので、働かせてもらうことになりました。

金銭面での苦労は?

イブさん
イブさん

夫が主に家計を支えてくれていて、それで生活はできるのでお金で困ることはないです。私の収入は家族旅行資金の積立になっています。

今の困りごとは?

イブさん
イブさん

子どもに対して怒りが出やすいですね。育児本で学んだフレーズを覚えて伝えたりはしてます。ピアノで”怒りのベートーヴェン”を弾くことで、心は落ち着いたりします。怒りの抑え方をもっと上手にしたいですね。たとえ怒ってしまってもすぐ謝るなど、子どもの見本となる行動をとりたい。

あとは、仕事でのやる気のコントロールが難しいです。主な業務は営業さんの資料作りなのですが、あれば嬉しいが無くても困らないもの。また、締め切りにも迫られない。
業務分野も興味があるものではないけど、今は向上心をモチベーションに何とかやっています。

工夫していることは?

イブさん
イブさん

①主導権を持てる業務を担うことで出力を加減
海外の論文や契約書の翻訳といった業務は、社内で私しか出来ません。主導権が持てる業務を担当することで、体調に応じて出力を加減できています。
あとは「私はここまでしか出来ません」と言った出来る出来ないのラインもはっきり伝えます。

②やりたい時に趣味のピアノ演奏をする
ピアノは私にとって病状の安定に寄与しており、気分の波がおさまります。
「練習の成果がすぐ出る」「気持ちを乗せて発散できる」「のめり込んでも夜通し出来ない趣味なので徹夜にはならない」などの理由で、心の安寧に役立ってます。

③軽躁の自分を否定しない
躁を抑えるトレーニングの必要性を感じ、私も実践しました。でもどこか、それに寂しさや虚しさを感じて…。

それは、青年期から社会人、母親を経た中で、何かを乗り越えた時はいつも軽躁の自分がいたからです。私の軽躁で迷惑をかけた方々はいますし、社会的な失敗をしたことも多々ある。でも軽躁の自分を「一緒にいて楽しい」「魅力的だ」と言ってくれる家族や友人にも恵まれました。

やっぱり私は軽躁状態の自分が結構好き。自分のアイデンティティに強く寄与していると認識しているので、軽躁の自分を否定しないようにしています。

イラスト:宮前さん(Twitter @miyamaesan036

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